22. 蛍光灯ランプ と グローランプ(点灯管)                      公開:2021年

===== 追 記 '22.1.16 : 「アルゴンランプ」の写真を、一番 下に 追加掲載 ======
LED 照明に押され、蛍光灯が減ってきました。 こういう物は、無くなる前に よく観ておかないと、
「後の祭り」となります。 ここでは、手持ちの部品を使って 20W 蛍光灯の回路を組んでみました。
回路自体は、表題の枠内にある通り 非常にシンプルです。それを組み立てたのが、下の写真です。
電源(AC 100V)につなぐと、点灯管が何度か点滅の後、蛍光管が光ります。この仕組みは、実に
良くできています。:@ 点灯管が放電、→ A 熱でバイメタル SW-ON、→ B 蛍光管電極を加熱、
→ C 熱電子を発生、→ D バイメタル SW-OFF、→ E 安定器インダクタンスにより高圧を発生、
→ F 放電・水銀の波長 254nm 紫外線を発生 → G 紫外線が蛍光体を励起、可視光 発生(照明)
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下の写真(左側)・・・ 使用した蛍光管は、節電タイプでない 昔の 20W 型(NECライティング)です。
  同 (中央)・・・ 点灯管に、雑音防止用コンデンサ(600V, 0.006μF)を 並列に接続してあります。
  同 (右側)・・・ 点灯時の波形。 約 350V で 放電を開始、その後、80V p-p で 放電を継続します。
    なお、AC で点灯する為、タイミングによっては放電開始パルスが負方向になる事もあります。
    ここに掲載した波形は、グロー管のバイメタル SW=ON 状態のタイミングより後のものです。



次の写真は、少し古いタイプのグロー(点灯)管の写真で、時代によって様々な電極形状があります。
アルゴンガスで放電している色が綺麗です。 実際、過去にはネオン管の様な 表示灯も作られました。



−−−−−−−−−−−−−−( ここより下、追記 2022.01.16 )−−−−−−−−−−−−−−−
・・・上のように書いていたら、最近なって本当に「アルゴンランプ」を入手する事が、できました。
取り急ぎ、写真を下に掲載します。 200VAC で、そこそこ明るく点灯。 これから詳細を調査します。





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