31. RF テストオッシレーター SO-10(三和無線測器研究所)メンテナンス       公開:2021/05/06



平成の中頃、ヤフオクで入手した RF帯テストオッシレーター。1950年代 初期の物で、中には
ST管が 2本 あります。 発振波形は正弦波から崩れ 綺麗ではないですが、周波数はダイヤルの
目盛から殆どズレがなく、正確です。70年近く この状態を保っているのは、凄いと思います。
一時期、真空管ラジオの修理・調整で使っていましたが、本業が多忙になった為、仕舞い込んで
いました。今回、コロナ禍でヒキコモリになった時間を活用、押入れから引っ張り出して動作を
チェックしています。動作は確認できましたが、古いコンデンサの交換くらいは必要でしょう。
下図は本機の内部を見て作成した回路図です。 6C6の第三グリッドで AM変調を掛けています。



左下の写真は 1MHz CW 発振波形で、周波数は正確ですが正弦波になっていない点が残念です。
また、右下の波形は AM変調を掛けた波形で、これをラジオで受信すると 当然ながら「ブー」と
いう音が聞こえます。 今後、本機を信号源に使って、コイル部品のQを簡易測定する予定です。



下の写真が、本機の正面の写真(SW-ON にして 1MHz CW を発振中)、並びに 内部の写真。
シンプルな構成・造りは「質実剛健」です。ゴムブッシュ・電源コードは交換してあります。
−−−−−−−−− 引き続き、劣化した部品を確認して、交換の予定。−−−−−−−−−





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