52. 6G6-G SRPP 小型 低電力出力アンプ(構想・実験〜)               公開:'22/05/25

前項 No.51において、出力トランスに直流を流さない話をしましたが、そのトランスの活用案を
思いついたので(まだ構想段階ですが)記述します。トランスの1次インピーダンスが 5.5kΩと
高めな事より、それに見合う高負荷抵抗用の真空管で SRPP回路を組めば よいものと考えます。
となると、前項にも出た 6Z-P1(A級 シングル動作時 RL=12kΩ)を SRPP回路にすれば 最適な
負荷抵抗が 5kΩ程度となって 出力も 1W+α 取れそうです。ただ、手持ちの 6Z-P1 は少なく、
ヒーター電力も大きく(6.3V,0.35A) 使いづらい為、代わりに類似管 6G6-G を使う事にします。
6G6-G は 出力管にも拘らず、ヒーターが 6.3V,0.15A しかない為、電源回路が楽になります。
これなら電圧増幅にも使えるか?と考えて 予備実験(↓)の上、初段の電圧増幅部も 6G6-G で
回路を組む事にしました。 後から調べたら、先人が居て 6G6-Gを 電圧増幅に使ってますね・・
電圧増幅に使う場合は スクリーン電圧を低くして RL=33k〜47kΩ にすれば、G=30dB 程度で
歪も少ないアンプができます。SRPP部も含む全体回路を、2段 下の図の様にしました。(続く)


いきなりシャーシに組んで失敗すると大変なので、もう少しバラック回路で実験する予定です。




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